Tsukuba.R#9 - Tsukuba.R - Seesaa Wiki(ウィキ)
前回企画から8ヶ月,前回実施から14ヶ月ぶりの実施となったTsukuba.Rをやってきた.
One more time in Tsukuba.R (@wakuteka)
Rをいきなり使う事になったユーザに対する手引きとして書籍,ウェブサイトの紹介.そして統合開発環境としてHome - RStudioも紹介.
RStudio,タイムラインでは散々話題になっていたが「俺にはEmacs + ESSがある」と頑なに拒んでいたので動いているのを見るのははじめてだった.結構良い感じだったので他の人に薦める時はまずRstudioから薦めようと思う.また,SweaveというTeXコードとRのコードをまとめて書けるパッケージも軽く触れられていて@gentlementatu氏が興味を示していた.
ポケモンのインターフェース風スライド,文字だけでなく枠線もフォントらしく作業時間を考えたら恐ろしいことになった.資料必見.
愉快な速度と異常な愛情 または私は如何にして心配するのを止めてggplot2を不思議なグラフのために使うようになったか (@twittoru)
http://d.hatena.ne.jp/tor_ozaki/20111113/1321116297
前回Tsukuba.R#8における無茶ぶりの結果のOAuth周りのコードが本家に取り込まれたりRパッケージガイドブックに取り上げられている@twittoru氏.
「matzにRの名前空間をRubyで乗っとるなと堂々と言いたい」発言に笑いつつ,内容はガチガチな高速化の話.
Rcppをガチガチに使うのが面倒そうだったらcompilerパッケージがお手軽そうだなという印象.CXXRなんてはじめて聞いた.
あと懇親会でRevolutionどうなのみたいな話をした気がする.
Incanterの紹介(仮) (@Mozk_)
Tsukuba.R #9 - 壊れた計算機
Incanter: Statistical Computing and Graphics Environment for Clojure
Clojureで動くRライクな統計処理環境であるIncanterの紹介.サンプルなどを見た限りRっぽく使えるというのと,Javaとの親和性が高いのでちょっと複雑な計算もJava側に投げてしまえるというのが大きな強みっぽそう.ユーザ数が少ないのが致命的のようで,質疑応答でも
便所さん「Clojure/Incanterの日本人ユーザーいるんですか?」 もずくさん「殆ど居ません(真顔で」 #tsukubar
2011-11-12 15:09:50 via web
あの日見たCRANミラーサーバの名前を僕達はまだ知らない (@y_benjo)
tsukuba.R vs tokyo.scipy 同時開催してお互い dis りあう光景見たい
2011-11-12 17:39:41 via web
アップ始めました! RT @toddler2009: tsukuba.R vs tokyo.scipy 同時開催してお互い dis りあう光景見たい
また,「何か常用しているパッケージありますか」みたいな質問を会場でしたところ,bioconductorの名前が上がっていたり,twitter上では
独自の図を作成するための第一歩 (@gentlementatu)
高水準関数を使わずに低水準関数の積み重ねでplotする話.自分だときっと面倒になってしまい,ggplot2のサンプルから適当に自分のデータに見合うように改変してしまうだろう.
ツイートを集めて、ことばネットワークを書いてみた (@gepuro)
@gepuroさんにははじめてお会いしたけど将来有望そうで眩しかった.発表はtwitterで流れてくる単語の係り受け関係からグラフを作ってigraphで描画するという内容.質疑応答でも共起ネットワークとことばネットワークの違いってなんじゃみたいなツッコミが入っていた.共起のみを見る場合だと向日グラフでかなり密になりそうだし,係り受けを見ると有向グラフが得られるしもっと意味的にも洗練されるんじゃないのかみたいな話に落ち着いていた.
こちらのサイトでそのグラフが20分置きに更新されている → http://future.ddo.jp/cgi-bin/wn.cgi
また,collonetというigraph + RMeCabで同様の処理を行うパッケージがこちら(http://www.lang.osaka-u.ac.jp/~mmiyake/)で公開されているようだ.
Rデータフレーム自由自在 〜基本操作からピボットテーブルまで〜 (@a_bicky)
Tsukuba.R #9で「Rデータフレーム自由自在」を発表してきました - あらびき日記
@a_bickyさんのデータフレーム操作に関する発表.データフレームについては正直subsetぐらいしか使った事が無かったので,こんなにデータフレームはやれることが多いのかと驚いた.特にaggregateやreshapeが万能過ぎて泣いた.これはデータフレーム入門資料としてためになるスライド.ピボットテーブルまで作れるところを見ていた@langstatさんが
R版Getopt::Longを作ってみた (@a_bicky)
Rの引数取得で疲れて果てて帰宅した僕が適当にtwitterに書いた結果,@a_bicky氏に無理矢理作らせてしまったようで非常に恐縮だった.サンプルコードもシンプルだったので今書いているコードの引数取得部分をGetopt::Longで置き換える.
ソーシャルグラフ解析イエーイな話 (@rindai87)
最後は@rindai87氏.ネットワーク分析に関してR(igraph)とGephiを使ってみるという話.Gephiがウネウネしながらグラフを描いているのはキモいが綺麗だった.実際に業務でネットワーク分析がどう使われているのかという話聞くことができて良かった.参考資料は恐らくこちら(http://d.hatena.ne.jp/rindai87/20111110/1320937387).
懇親会
その後は懇親会でひろ武(アクセスが制限されています[食べログ]).色々と酷い話をした気がする.
話の中で「Tsukuba.Rは敷居が高い」と言われていたのでそう思われてるのをどうするか,というのも次回の課題.そもそも次回開催をtsukubaでやるのかという問題もあるが.